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漢を上げろ、魂の次郎系ラーメン。

お疲れ様です、木下です。

最近髪の毛の事ばかり書いている(※ええこと)ので、久々にプライベートを書いていきたいと思います。

先日、巷で話題の次郎系ラーメンに行ってまいりました。

和歌山に次郎系自体はいくつか存在しますが、ここまでザ・次郎て感じのは珍しいですね。

あの有名な歴史を刻めの系列店ということで、気合十分の挑戦です。レッツ号。


場所は和歌山インターを降りてまっすぐ行くだけ。

何やら青い建物と人だかりが、、、!

直感で感じました。ここが漢の登竜門。

駐車場は満タンで少し離れたところに車を置いてお店へ向かいました。


入店すると同時に現れるのは食券機、何の説明もなく己で感じ取れと言わんばかりの放置加減。

さすが次郎。男たるもの、自立した考えをもち今までの経験を生かして戦場までたどり着かなければならない。

そんなメッセージ性まで感じました。


多くのメニューがある中、私は200gのチャーシュー一枚を選びました。

割とベーシックな組み合わせであると確信し、列へ並ぶ。

私は、ナナフシの生まれ変わりのような風貌をしておりますが、ラーメンならば結構量いけるんですよ。

私の食のホームグラウンド「幕末」では最高4回替え玉。5玉ほどなら食べれるのです。

200グラム。食べきれないなどのハプニングは到底起こるはずはないでしょう。


列を並んでいる最中も暇はしません、なぜなら目の前の壁一面に来店したお客さんの「夢」が書かれているのです。

色んな夢がありましたよ。受験合格、好きな人と結ばれたい、ラーメン完食など。

不純、卑猥な夢は消されていましたね。さすが次郎、抜かりない。


興味津々で見ていたらあっという間に自分の番。

でましたここでお決まりの


 「お好みどうされますか」


まさに次郎系の真骨頂。これぞ次郎と言わんばかりのコールシーンです。

にんにく、からめ、あぶら、野菜

この四種をどう組み合わせていくかがポイント。

「全マシマシで」

言いたい気持ちはやまやまですが、流石に初回なので調子に乗りません。

ニンニク、からめ、あぶらは普通。

野菜はマシマシを頼みました。





これが

これが次郎。

漢を感じます。

溢れんばかりの野菜たち。添えられたニンニク。

もはや普通の概念を疑う油の量。

ほんでそもそもカラメってなんやねんな状態。


ここまでやり切った状態のラーメンを見ると俄然やる気がわいてきます。

割りばしの音が脳内ではゴングに変わります。

いざ実食!!!対戦よろしくお願いします!


まずは己で課した課題、マシマシ野菜を頬張る。

うまい!野菜はしっとり系ではなくしゃっきり系。

スープが濃いからこそ、野菜のフレッシュ感がベストマッチです。

こいつは無限に行ける、1口目で確信しました。

止まることのない私の箸には、世界で猛威を振るうショウヘイオオタニですら腰を抜かすでしょう。


いいペースで食べていると空腹が満たされ、満足感が出てきました。

ここで違和感に気づく。

麺、食ってなくね?

野菜、減って無くね?


オーマイガッシュ ジロウケイ ファイティング ピーポー


正気の沙汰ではありません。

この状態で満腹近い。

昼ご飯を食べに行って初めての感情が私を襲う

まさかこれ、食べきれない、、!?

緊張と焦りを感じ取った瞬間、戦友のほうを向く。

彼も同じことを感じていたんでしょう。

もはや会話は不要。目で意思疎通ができました。

そもそも我々の口は己の枷、野菜でパンパン。しゃべられへん。

彼もまた限界が近い目。


ここで必殺天地ガエシ

器の中のすべてをひっくり返します。

残った野菜と太めのちじれ麺が混ざります。

野菜が多めのラーメンっぽくなりました!

胃はすでに7分目、目の前の光景に目を逸らしたくなりますが堪えます。

割りばしの半分以上は油によりつるつる。

唇は某有名女優すらも凌駕する艶々。

箸を進めます。


あらびっくり。

麺めちゃくちゃうまい!

スープが絡まり麺自体にしっかり味がしみ込んでおり、コシのある麺は先ほどまでの野菜では得られないハングリー感。

が、しかし野菜。

野菜が鬼のように絡みこんでくる。

悪いことではないのです、まじで。

そんな最高のシチュエーション、ラーメンの完成形と呼べるほどの絡み具合。

すべては己の胃袋を過信しすぎた私が原因でしかない。

自分の力量を見誤り負け戦に挑む様は「漢」失格です。

しかし、ここで諦めるわけにはいけない。

詰め込み、詰め込み、箸を止め、また詰め込む。

限界はとうに超えています。


どれほどの時間が経ったのか、かつてないほどの滞在時間を経てようやく完食。

もはや最初に食べた野菜が消化されて食べれるようになった説まであるほど。


アーメン。

店の外へ出る足取りは重い。

経験したことのない満腹感、一歩進むたびに強烈なボディーブローをお見舞いされてると錯覚するほど。

喫煙者の方ならわかる、ラーメンの後のたばこの美味しさ。まさに一服の場面。

否。一服など頭の片隅にもなく。

私が欲しているのは安堵。回復体位。休息。時間。

そろそろパソコンが重くなってきそうなので切り上げます。


今回の次郎系、味は最高においしかったです。

しかし、量を学ばなければいけない。

たかが野菜、されど野菜。

次行ったときは150グラムの野菜マシで止めておこうと思います。

うまかった。

対戦ありがとうございました。